
数ヶ月ごとにインキュベーターのヒーターを交換するのはやめましょう。 インキュベーターを自作している方なら、その手間の大変さがよく分かるでしょう。必要な熱量と、壊れた部品を交換するためのコストのバランスを常に考えなければなりません。 従来の抵抗式ヒーターは反応が遅く、信頼性も低いです。実際、頻繁に故障してしまいます。私たちは、短波赤外線ランプを使うことで、この問題を解決しました。同じ程度の熱量が得られますが、週末を費やして壊れた部品を交換する必要はありません。 なぜ赤外線が有効なのか 通常のヒーターは、空気を温めてから、その空気が被加熱物を温めるという仕組みです。つまり、中間媒介が必要です。 一方、赤外線は放射エネルギーです。熱はランプから直接対象物に伝わります。そのため、空気中に逃げる熱を補うために出力を上げる必要はありません。また、チャンバーのサイズに合わせてワット数や電圧を調整できます。必要な場所に正確に熱を届けることができ、筐体がオーブンのようになることもありません。 実際の環境に適した設計 工業現場は過酷な環境です。そのため、高純度の石英や特別なコーティングを使用しています。これにより、フィラメントが早期に破損するのを防ぎます。 また、取り付けも簡単です。単純な交換用部品でも、限られたスペースに収まるようにカスタマイズされた高密度アレイでも、すべて対応可能です。 唯一の欠点とその解決策 高ワット数の赤外線ランプは大量のエネルギーを放出します。そのため、単純に接続して放置するわけにはいきません。 熱が集中するため、PIDコントローラーの動作速度を調整する必要があります。センサーがランプに近すぎると、温度が望ましい範囲を超えて上昇してしまいます。 センサーの位置を適切に設定し、熱の集中を避けるには、少し工夫が必要です。しかし、一度その設計を調整すれば、長期的な運用コストが大幅に削減されます。これは、わずかな労力で得られる大きなメリットです。